子どもにケガをさせてしまったことがトラウマになって悩んでいます
机で悩む保育士

そんな保育士の人間関係のお悩み相談にお答えします。

保育士歴こっそり18年(秘密)保育士歴こっそり18年(秘密)

このページの内容は

  • 子どもにケガをさせてしまった後の保育

この記事を書いている私は保育士になってから18年……(20年じゃない!18年ね)

いろいろな悩みも、転職(転園)も、そして出産による育休も経験してきました。
今の私から新人だった頃の私にアドバイスするつもりでお答えします。
また、一人ひとり環境が違いますから、保育士さんの悩み相談の答えも解決方法も1つとは限りません。

ですから、1年目、2年目の新人保育士さんの人間関係の悩みや保護者への対応の悩みについて、いろんな保育士に解決方法を聞いて紹介していきます。

あなたが一番ビビッとくる悩み解決方法を選んでみましょう。

一度子どもにケガをさせてしまったという経験は、保育士の心に大きなひっかかりとなってしまうようです。

でも、子どもにケガをさせてしまったことを言いわけにしていると、何も解決しません。

子どもにケガをさせて以来、怖くて保育が消極的に

保育士 2年目・Y先生のお悩み相談

2日続けて受け持ちクラスの子どもがケガをしてしまいました。

最初の子はねんざ、次の子は3針も縫う大ケガでした。
その日は主任にも厳しくしかられて深く落ち込みました。
そんなことがあって以来、ふつうに園庭であそんでいるだけでも主任がようすを見にきたり、隣のクラスの先生から
「あなたひとりで大丈夫?」
と聞かれたりします。
それがまたプレッシャーになって、自分らしい保育ができずにいます。
最近ではケガを恐れるあまり、子どもたちがダイナミックにあそび始めると
「危ないからやめて」
と止めてしまう自分がいます。
どうしたらよいのでしょう。

机で悩む保育士

全保育士ですべての子どもを見る体制を

ひとりで全員を見ようとしていませんか?

子どもはそれぞれ好きなことをしていて、特に園庭では、全員が同じ場所で同じあそびをしていることは、まずないでしょう。

どんなに気を付けていても目の届かないことがあると思います。

もし、ほかのクラスも園庭に出ているのなら、保育士全員ですべての子どもたちを見るつもりで目を配ったらどうでしょうか。

「○○ちゃん、ここであそんでいます」

などと声を掛け合えば、落ち着いて全体を見られると思います。

また、ひとクラスだけであそぶ場合は、

「今日は三輪車はなしにしようか」

「滑り台の逆のぼりはなしね」

など、約束ごとを決めてあそぶといいと思います。

大人数のクラスなら、みんなでゲームやおにごっこをしてもいいし、ダイナミックなあそびなら、保育士も中に入っていっしょにあそんでみてはどうでしょう。

ひとりで背負い込まないことが大事だと思います。

周りの声は非難ではなく心配ととらえて

自分自身の落ち込んだ気持ちは、時間がたたないと和らぐことはないと思います。

ですから、次のケガが起こらないように、一日一日気をひきしめ、自分の考えや保育のしかたに落ち度はないか考えていくことが大切だと思います。

そして保護者には、心から申しわけないという気持ち、回復してうれしいという気持ちを伝えていけいのでは?
周りの保育士は、あなたを非難しているのではなく、心配してくれているのだと思います。

ときには

「これでいいでしょうか?」

と意見を聞いたり、

「手助けお願いします」

と言えるようになれば、子どものためにも、よりよい保育ができていくと思うのですが。

危ないことはしっかり伝えて

1年目のとき、子どもが喜ぶので、かついで回ったり振り回したりして、ひとりの子にケガをさせてしまったことがあります。

当時、ぼくのような男性保育士は数も少なく、保護者の方は笑って「気を付けてね」と言う程度で許してくださいました。

その反面、保育士の間では「これだから男は!」という意見も聞かれ、「力の加減」について思い知らされました。

その後、子どもたちのあそびかたについて、危険なことは「どう危ないのか」を、ときには図や物を用いて、はっきりと話すようにしています。

「危ないこと」を「危ないから」と知らせるのは決して間違いではないし、むしろ危険予知を身に付けるきっかけとなるのではないですか?

そのうえで、目ざす保育の方向はたくさんあると思います。

子どもと一緒に環境チェック

あそぶ前に、子どもといっしょに環境チェックをしてもいいですね。

子どもも、大きい石や割れたおもちゃなどを見つけてくれます。

また、私は、子どもが危ないあそびを始めたとき、

「○○ちゃんも、こんなふうにあそんでいて足をケガしたよね」

などと、以前起こったケガについて思い出させ、気づかせることもしています。

保育士が自分ひとりで落ち込むのではなく、子どもたちといっしょに考えたり、保育士間で話し合ったりしたいものです。

まとめ

ここで大切なのは、そのケガが未然に防げたものかどうか?だと思います。

環境設定や、子どもに対しての危険を意識した言葉かけなど、しっかり関われていたかどうかを見直してみませんか?

実際のところ、子どもにケガをさせてしまった経験を持っている保育士は多いと思います。

しかし、ケガを恐れるあまり、子どもにとって魅力のない保育にならないようにしてください。

厳しいかもしれませんが、ケガのことを言いわけに「自分らしい保育ができない」と言ってはいませんか?

この経験から学び、保育士として成長することが大事です。