保育園の個人面談ではどんなことに気をつければよいのでしょうか。

机で悩む保育士

そんな保育士の個人面談のお悩み相談にお答えします。

保育士歴こっそり18年(秘密)保育士歴こっそり18年(秘密)

このページの内容は

  • 保育士1年生のための個人面談キソの基礎
  • 2人体制クラスの個人面談
  • 個人面談中の話題

この記事を書いている私は保育士になってから18年・・・(20年じゃない!18年ね)

いろいろな悩みも、転職(転園)も、そして出産による育休も経験してきました。

今の私から新人だった頃の私にアドバイスするつもりでお答えします。

個人面談は、保護者の方との信頼関係を作るのが最大の狙いです。

ひとりの子どもを育てるという面で保護者と保育士はしっかり協力するべきです。

だからこそ、保護者の方から信頼してもらって協力してもらえる状況を作り出すことが、個人面談では最も大切なのです。

初めての個人面談の準備で悩んでいます

保育士 1年目・S先生のお悩み相談

個人面談があるのですが、何を準備しておくといいのか分からず悩んでいます。

机で悩む保育士

保育士1年生のための個人面談キソの基礎

服装

保育園での指定がなければ、個人面談だからといって、とくに気どった服装は必要ありません。

タンクトップや短パンなど、くだけた雰囲気のものや汚れている服でなければ、保育のときのままでOKです。

余裕をもって予定を組む

事前に一人あたりの面談時間を伝えておいても、話が長引いて予定時間を超過していまう場合があります。

予定を組むときに、多少のズレは調節できるよう余裕のある組み方にするべきです。

例えば、保育園全体の方針が「面談は20分間」となっていた場合、保護者の方に伝える面談の時間は20分間でいいのですが、面談と面談の間の時間を10分以上開けて、万が一、伸びてしまった場合の調整時間を確保しましょう。

面談の机

面談の机を広い教室や保育室の真ん中にすると、保護者の方が落ち着きません。

そこで、面談の机は、やや壁際や窓際で入り口に近い場所にしたいものです。

また、座る位置も向かい合わせにしない机の角をはさんでL字型になるように隣り合わせにすると、ずいぶん雰囲気が和らぎます。

そうじ

そうじが行き届いているところでなければ、安心して子どもを預けることができません。

面談で使用する教室や保育室の窓ガラス、蛍光灯を拭いておきましょう。

目の前でのメモ

保護者の方の話で記録しておきたいことがあっても、面談の最中にメモをとる場合は、保護者の方のOKをもらいましょう。

できれば、面談と面談の間で、次の保護者の方が入ってくるまでの時間に、書きとめるようにしたほうがいいのです。

一覧メモ

一人ひとりの子どもの様子を整理するために一覧メモを作っておくと便利ですし、年度末の記録のときにも再利用できます。

2人体制クラスの個人面談は保育士同士の前打ち合わせが重要

2人体制クラスの場合、日ごろの子どもの様子によっては2人の保育士が一緒になって面談にあたると何かとスムーズです。

ただ、あなたともうひとりの保育士との間で、一人ひとりの子どもに対する対応や配慮などが一致しているのかどうか、面談の前にあらためて確かめておくべきです。

保育士ごとに意見や対応が違っていると、面談でお話する内容もズレますし、実際に保育しているときにもズレが出てきます。

これでは、保護者の方と信頼関係を築くのは大変難しいでしょう。

だからこそ、2人体制クラスの個人面談では保育士同士の前打ち合わせが重要なのです。

また、担任が分担して面談した場合も、保護者の様子や面談内容などを必ず報告し合っておくべきです。

「私は面談していないから……。」は保護者の方には通じません。

ですから、2人体制クラスの面談こそ、記録をしっかり残しておくべきです。

園や保育への要望をはっきり言う保護者の方への対応はスピード重視

毎日の保育に関する内容でも、あわてて答える必要はありませんから、保育のねらいや子どもの姿を話したうえで、

「わたしも少し考えてみます。保護者の方も考えていただけませんか?」

と、慎重に対応すれば大丈夫ですが、あいまいな態度にならないよう気をつけましょう。

ただし、保護者の方の言い分を聞いていると園長や主任に伝えたほうがよい内容の場合もあります。

そんなときは、「園長と主任にも伝えておきます」と対応しましょう。

そして、園長や主任に伝えたあと、どんな対応をすることになったのか、できるだけ早く保護者の方に連絡するべきですし、その連絡が早ければ早いほど保護者の方は安心してくれます。

もしも、結論が出るまでに数日かかるような保護者の言い分であっても、「園長や主任に伝えて対応を検討している」と伝えるだけでもいいのですから、早く連絡しましょう。

なぜなら、できるだけ早く連絡するだけで、信じられないくらい保護者の方に信頼してもらえるケースも少なくないからです。

子どもを育てるという面で保育士と保護者はしっかり協力すべきですから、この時期の面談は、保護者の方から信頼してもらって協力してもらえる状況を作り出すべきのなのです。

クラス便り

せっかくの個人面談も離したり聞いたりするだけでは、その場限りのものになってしまいます。

個人面談を充実したものにするためにクラス便りが役だってくれます。

クラス便りは面談前、面談後の2回配布するとより効果的です。

面談前のクラス便り

はじめて個人面談を経験する保護者の方は、どんな話を聞くのか、また何を話せばいいのかわからないので緊張しています。

そんな保護者の方に、個人面談の狙いや具体例をのせたお便りを、事前に渡しておくと面談がスムーズに進行します。

また、クラスの様子や子どもたちに人気のあそびなどを書いておくと保護者の方との会話のきっかけにもなります。

クラス便りに予め保護者の方が気になることを書いてもらうのはオススメできません。

なぜなら、「気になることを書かなくちゃ!」となったとたん、普段はあまり気になっていなかった問題点をわざわざ掘り起こしてしまうからです。

個人面談は保護者の方との信頼関係を作るのが最大の狙いです。

ですから、クラス便りとして、保護者の方にお知らせするのは

  • 子どもがどんなあそびをしているのか?
  • 仲良しの友達
  • お気に入りの絵本

など、普段は保護者の方が見ることができないことをお伝えするのが個人面談です……くらいにして、保護者の方が楽な気持ちで臨んでもらえるようにするべきです。

面談後のクラス便り

保護者の方から出た話題の中で多かったものを面談後のクラス便りで紹介ます。

ただし、プライバシーの問題にならないように具体的な内容は避け、全体的な傾向を報告するべきです。

聞きたいことや話したいことがいっぱいあって、聞きそびれてしまった保護者の方も「うちの子だけじゃないのね」と安心します。

多くの保護者の方が話題にしたことに対して、担任として、そして保育士としての対応や考えも載せておくと、保護者の方の安心度が高まります。

担任とゆっくり話した面談のあとは、担任からのメッセージが伝わりやすくなります。

そして、面談がその場限りのものではないこともクラス便りが伝えてくれるのです。

初めての個人面談で心配です

保育士 1年目・S先生のお悩み相談

個人面談中は何に気をつけたらいいのか?分からず悩んでいます。

机で悩む保育士

面談中の話題

保護者の方に「○○○保育園はよいところ」と思ってもらえるようなほほえましいエピソードを用意します。

気になる部分がある場合、その理由を問いつめたり、「子どものことを考えて」といった責める内容では面談になりません。

例えば、夜型の生活で午前中ぼんやりしていることが多い子どもがいたとしましょう。

その場合、夜遅くまで起きていることの悪影響を話すのではなく、早寝早起きの効用を話すべきです。

子どもが早寝してくれれば、保護者の方は自分の時間を持てるようになるメリットだってあるのです。

また、夜型にならざるをえない保護者の事情も受けとめて、励ましながら一緒に考えましょう。

園や保育への要望をはっきり言う保護者の方への対応はスピード重視

毎日の保育に関する内容でも、あわてて答える必要はありません。

保育のねらいや子どもの姿を話したうえで、「わたしも少し考えてみます。保護者の方も考えていただけませんか」と、慎重に対応します。

いずれにしても、あいまいな態度にならないよう気をつけましょう。

さらに、保護者の方の言い分を聞いていると、園長や主任に伝えたほうがよい内容の場合もあります。

そんなときは「園長と主任にも伝えておきます」と対応しましょう。

そして、園長や主任に伝えたあと、どんな対応をすることになったのか、できるだけ早く保護者の方に連絡するべきですし、その連絡が早ければ早いほど保護者の方は安心してくれます。

もしも、結論が出るまでに数日かかるような保護者の言い分であっても、「園長や主任に伝えて対応を検討している」と伝えるだけでもいいのですから、早く連絡しましょう。

なぜなら、できるだけ早く連絡するだけで、信じられないくらい保護者の方に信頼してもらえるケースも少なくないからです。

子どもを育てるという面で保育士と保護者はしっかり協力すべきですから、この時期の面談は、保護者の方から信頼してもらって協力してもらえる状況を作り出すべきのなのです。

聞き役に徹する必要も

ときには、保護者の方が一方的に話して、面談時間が終わってしまうこともあります。

その場合も時間が許す限り、ゆっくり聞いてあげましょう。

なぜなら、保護者の方との信頼関係を作るのが個人面談の最大の狙いだからです。

全体的な傾向として、子どものことより自分自身のことを話す保護者の方が増えてきています。

ただ、保育園や子どもの保育について大きな不満がないからこそ、自分自身のことを話していることも多いのです。

何か不満があれば、真っ先にその話が出てくるでしょうから、自分自身のことを話す保護者の方は、今のところ、大きな不満はないと解釈できます。

また、相談を受けた内容が自分一人では判断できないものだった場合は、「○○先生とも相談したいのですがお話してもよいですか?」と、あらかじめ保護者の方から了解を得ておくことも大切です。