複数担任で相手の保育士はベテラン……。

机で悩む保育士

そんな保育士の人間関係のお悩み相談にお答えします。

保育士歴こっそり18年(秘密)保育士歴こっそり18年(秘密)

このページの内容は

  • 複数担任で相手のベテラン先生との関係をよくするには?
  • ベテラン先生との複数担任で子どもへの対応は?

この記事を書いている私は保育士になってから18年……(20年じゃない!18年ね)

いろいろな悩みも、転職(転園)も、そして出産による育休も経験してきました。
今の私から新人だった頃の私にアドバイスするつもりでお答えします。
また、一人ひとり環境が違いますから、保育士さんの悩み相談の答えも解決方法も1つとは限りません。

ですから、1年目、2年目の新人保育士さんの人間関係の悩みや保護者への対応の悩みについて、いろんな保育士に解決方法を聞いて紹介していきます。

あなたが一番ビビッとくる悩み解決方法を選んでみましょう。

ベテランは仕事ができるのは当然だけど

1年目、2年目の若い保育士がベテラン保育士と複数担任になるのは「新人教育」でしょう。

1年間の保育の流れも知らない状態で、いきなり1人担任にするのはかわいそうだという保育園側の配慮だと思われます。

ただ、1年目、2年目の新人保育士であろうが、25年目の大ベテラン保育士であろうが、子どもや保護者にとっては「プロの保育士」であることには代わりはありません。

本物の保育士になれるよう、がんばって欲しいものです。

複数担任で相手の保育士はベテランなので自分の意見が言いづらい……。

保育士 2年目・R先生のお悩み相談
新年度から、複数担任として2人で4歳児クラスを担当することになりました。

2人担任制で相手の保育士は保育経験25年の大ベテラン。
しかもクラスは、そのベテラン保育士の持ち上がりで子どもたちは私よりその保育者になついています。
2年目の保育士である私にとって頼りになる存在ですが、あまりにもキャリアの差がありすぎて、自分の思っていることが強く言えません。
そのベテラン保育士は保育の中でも子どものひいきが目に付いたりと、「どうなの?」と思ったりする場面がしばしば……。
でも、自分の意見を言うのをためらってしまいます。
どうしたら自分らしい保育ができるのか、これからの園生活が不安です。

机で悩む保育士

複数担任で相手のベテラン先生との関係をよくするには?

迷いを捨てて提案してみよう!

確かに、自分の意見は言いにくいかもしれません。

でも、何か決めることがあるときに、ベテラン先生が言う前に、自分のしたいことなどをやる気マンマンで「~しましょう」「~がいいと思いません?」と言ってみては?

ただし、何せ相手は25年歴のベテランですから、迷いなく自信たっぷりに言えるよう、資料をそろえたり勉強したりするのが絶対に必要です。

知らないふりして甘えてしまえばいい

私も経験がありますが、自分の意見を言えないのはとてもつらいことですよね。

私の場合、何も知らないふりをして、

  • 「どうしてこうなんですか?」
  • 「こうしてもいいですか?」

など、上手に甘えてみました。

意外にかわいがってもらえましたし、保育内容を任せてくれたりもしました。

そうやって慣れてくると、自分の意見も言えるようになります。

冷静、謙虚、素直に

ここは逆転の発想で、

「よーし、今年はベテラン先生の保育技術をいっぱい盗んじゃおう!」

と考えてもいいでしょう。

ただ、納得できないときは、「分からないので、教えてください」という姿勢で質問すればいいのです。

やっぱりおかしいと思ったら、相手のプライドを傷つけないよう冷静に、「こういうふうにしてはどうでしょうか?」と発言してみるべきです。

その自信がなければ、反面教師として「私なら絶対こんなことはしないぞ!」と心に誓いましょう。

よい人間関係を保つためにも、自分の意見を強く言わず、冷静に謙虚に、そして素直さを忘れずにコミュニケーションをとっていくべきです。

第三者に相談してみる

本人に言いにくいというのは、私にも経験があり、気持ちもよくわかります。

ワンクッション置くために、ほかの保育士に相談してみるのも一つの方法です。

ふたりのことを冷静に見てくれる人に自分の意見を言ってみることで、解決方法が見つかることもあります。

「子どものために」と考える

私も保育士2年目のとき、ベテラン保育士と複数担任になるというまったく同じ経験をしました。

何もわからず、一生懸命、そのベテラン保育士についていくことしかできなくて、何度も「あなたの考えはないの?」と叱られました。

でも、ある先輩から

「子どものためにと考えた意見ならば、いい意見も悪い意見もないんじゃない?」

と言われたのです。

それからは自分の考えが持てるようになりました。

「子どものために」という気持ちで、相手のベテラン保育士とも心を通わせられるようになったのです。

ベテラン先生との複数担任で子どもへの対応は?

若さを発揮したあそびを

複数担任で持ち上がりのクラスとなれば、いっぺんに子どもたち全員を振り向かせるのではなく、まずは、ベテラン先生から離れている子どもたちに声をかけてみましょう。

そして、子どもたちは体を動かす遊びが大好きですから、若さを十分発揮した、跳んだりはねたりというあそびを取り入れましょう。

もちろん、「あそんであげる」のではなく、「いっしょにあそぼう」という意識で、本気で相手になって疲れるくらい遊びましょう。

楽しそうにしている様子を見ていた他の子どもたちもあなたのほうを見てくれるようになります。

自分の得意分野で勝負!

持ち上がりの先生になつくのは、最初は仕方がないことです。

あまりムキになって自分のほうに向かせようとすると、逆効果です。

また、ベテラン先生のやりかたをまねようとしても、子どもは近づいてくれないと思います。

自分の得意分野で新しいものを、自分のやりかたで見つけてみたほうがいいでしょう。

子どもたちに新しい刺激を感じさせてあげるのもよいと思います。

まとめ

1年目、2年目の保育士の先生が気にするべきは、複数担任の相手のベテラン先生ではなく、子どもたちだということをもう一度再確認しましょう。

逆立ちしても保育士としての経験の豊富さをひっくり返すことはできません。

しかし、子どもたちから圧倒的に支持される保育士になるのは、1年目、2年目の保育士でもできます。

そして、保護者は自分の子どもがお気に入りの先生を支持します。

そこで、毎日1人ずつ、ベテラン先生よりも、新人先生のほうが好き!という子どもを増やしていけるように、一緒にあそびましょう。

子どもたちから圧倒的に支持される保育士の先生となれば、ベテラン先生だって意見を聞かないわけにはいかなくなります。