危ないことをしていた担任クラスの4歳児を叱ったら「大嫌い!」と言われて大ショックでした
机で悩む保育士

そんな保育士の人間関係のお悩み相談にお答えします。

保育士歴こっそり18年(秘密)保育士歴こっそり18年(秘密)

このページの内容は

  • 「大嫌い!」と言った子どもへの対応

この記事を書いている私は保育士になってから18年……(20年じゃない!18年ね)

いろいろな悩みも、転職(転園)も、そして出産による育休も経験してきました。
今の私から新人だった頃の私にアドバイスするつもりでお答えします。
また、一人ひとり環境が違いますから、保育士さんの悩み相談の答えも解決方法も1つとは限りません。

ですから、1年目、2年目の新人保育士さんの人間関係の悩みや保護者への対応の悩みについて、いろんな保育士に解決方法を聞いて紹介していきます。

あなたが一番ビビッとくる悩み解決方法を選んでみましょう。

「先生、嫌い!」のひと言が大ショック……

保育士 1年目・O先生のお悩み相談

私は、今年の春から保育士になったばかりの1年目の新人保育士です。

4歳児クラスを担当しています。
先日、危ないことをしていた子どもたちを厳しく叱ったら、子どもたちに
「先生、嫌い!」
「今年のクラスは楽しくない。去年のほうがよかった!」
と言われてしまいました。
その言葉に、とてもショックを受け、落ち込んでいます。
それ以来、その子どもたちと接するのが怖くて……。
このままではいけないとは思うものの、ついその子たちから遠ざかってしまいます。
私が新人で、子どもたちに「なめられている」というのもあるのかもしれません。
子どもたちに、どう接したらいいのでしょうか。

机で悩む保育士

先生ともっと仲よくなりたいのでは?

子どもたちの言葉は、O先生に興味、関心、期待を持っているから出たものでしょう。

「もう少し先生と仲よしになりたい」という気持ちの表れではないかと思うのですが……。

「先生、嫌い」と言われてもへこまず、

「先生は○○ちゃん(くん)のこと大好きなんだけどなあ~」

などと言っていれば、自然に子どもたちもそのようなことは言わなくなると思います。

新人の保育士が相手だと、何をしても許される、怒られないと思っている子どももいるようなので、堂々と接したほうがいいと思います。

子どもは、たとえ1年目の新人保育士でもクラスのリーダーとして見ていますから、心から子どもと接すれば、必ず伝わっていくはずです。

子どもはけろっと忘れているかも。

とてもショックだったと思いますが、それをいつまでも引きずらないで。

叱り方にもいろいろあるとは思いますが、悪いことをしたら注意するのは当然。

それは子どもたちも分かっているはずです。

O先生がそんなふうに気にしていたら、子どもたちもその雰囲気を感じ取って、よけい、O先生と打ち解けられないと思います。

案外、子どもたちは一時の感情で言っただけで、言ったことを忘れているかもしれませんよ。

O先生も気を楽にして、どんどんその子たちに話しかけてみてください。

叱ったあとのフォローが必要なのでは?

O先生にとってはショックかもしれませんが、まだ先生と子どもたちの間には、信頼関係がしっかりと築かれていないのではないでしょうか。

私が新人だったときにほかの先生に聞いたのですが、子どもたちがまだ慣れていない4月は、叱ってはいけないということでした。

いくら子どもとはいえ、まだ100%信頼していない相手にいきなり叱られたら、その人を嫌いになってしまうのは当然かもしれません。

危ないことを見逃すわけにはいきませんが、厳しく叱る以前に、子どもに「なぜいけないのか」、どうすればよかったのか」をていねいに話すべきだったと思います。

保育の内容を見直すなど発想を切り替えて

子どもたちの言葉に、もう少し耳を傾けてみましょう。

保育の内容を見直すよい機会かもしれませんね。

子どもの気を引くことができるような、楽しいことを考えてみましょう。

その子たちは少しずつあなたのほうを見てくれるかもしれません。

また、ほかの子どもといっしょに楽しくあそんでいるようすを見せると、少しずつ近づいてくるのではないでしょうか?

前年度の担任の先生に相談してみるのも、ひとつの手かもしれませんね。

「大好きだから叱る」ことを伝えて

子どもの言葉に傷つくことなんてしょっちゅうです。

でも、その言葉をバネにしてまたがんばれるものです。

「嫌い!」って言われたら、

「そうなの?先生は○○ちゃん(くん)が大好きなんだけどなあ」

と受け答えて、

「大好きだから、けがをしてほしくないの。だから叱るんだよ」

と伝えていけば大丈夫ですよ。

去年のクラスのほうが楽しかったというのも、当たり前。

だって、一年分の思い出にかなうわけがない……。そう考えて、前向きにいきましょう!

自分の気持ちを伝え、子どもに気づいてもらう

新人の保育士でなくても、子どもたちの言葉にショックを受けることはありますよ。

子どもには、その言葉で傷ついてしまった、O先生の気持ちを話してみてはどうでしょうか?

子どもは何げなく言ったのかもしれません。

でも「その言葉でショックを受けた」という先生の素直な気持ちを伝えることで、その子たちに何か少しでも響くものがあるかもしれません。

「言ったらいけなかったかな?」

と子どもが気づき、考えるきっかけ作りも必要ではないでしょうか。

心を込めて伝えれば通じるものだと思います。

「なめられてる」なんて思わずにがんばってください。

まとめ

子どもを大人と対等な存在と考えていればいるほど、「子どもの言うことだから」と割り切れずに、ショックを受けてしまうのかもしれませんね。

でも、客観的になって

  • 「この子の気持ちに寄り添えるところはどこか」
  • 「この子のよいところを見つけて、いっぱいいっぱい褒めてあげよう」

と、絶えず心がけることが必要だと思います。

その積み重ねで、子どもが

「この先生、あたしのコト分かってくれるかもしれない」

と感じるときが必ずきます。

でも、努力をせず、傷つくのが怖くて何もしなければ、その子たちとの距離、そしてその保護者のかたとの距離も離れていきます。

心がけは信頼関係につながるのです。

また、命にかかわることで叱ったあとは、必ず子どもに「でも、けがをしないでほんとうに良かった」という思いを伝えるべきです。「自分のことを心配してくれたんだ」と分かってくれますよ。